Answer。
なんていうかすべてがいかにも坂本くん。
ある意味当たり前だけど。
わたしは戸惑いの惑星から帰れない病の末期患者なんで普段からなにかとTTTにこじつけて考えてるんだけど、この曲TTTの世界観引きずってんじゃないのと思う。
歌詞、いろいろと三池っぽくないですか。
あ、そうでもないですか。
今回はとにかくそういう話とそうでもない話?をしたい。
まずどこにTTTを感じるかという話。
いや歌詞全部だよと言いたいところなんだけど、引用を超えて丸写しになってしまうのでやめておきます。
具体的にはまずね、「運命」にひっかかる。
運命。戸惑いの惑星のキーワードのひとつ。
んでAnswerの歌詞、「悲観を超えて〜囚われない」。
これ、運命を変えた人々(特に三池と彼女)の言葉としてこの上なくぴったりではないかと思うんだけど~???
あと深読みとかは特にないけど「目の前の扉開けて」。
ドアを開けろこの世界から出る云々のやりとり。
英語パートはまるごと三池っぽいなと。
答えは自分のなかにあり、自分を信じて自分の道をゆく。
長谷川の似顔絵を描くことを申し出、由利に驚かれながらもきっぱりと「なにも言うな」と制止する、舞台のラストでやっと辿り着くことの出来たどこか吹っ切れたような三池の心境を表すにふさわしい言葉ではないかなと。
「擦り減らしてきた痩せた感情」
「影が〜導き出せたのか?」
「探し続けた〜崩れてく」
このあたりはTTT序盤の情熱を捨てきれずにごまかしながら、夢に生きることに疲弊していた三池の姿に重なります。
時間軸が必ずしも一直線ではなく、過去と現在が交錯する1ようなTTTの作品世界からすると、「時計を戻して」というのもそんなに変な言い回しでもない。
で「置き去りにされたままの後悔」。
多分三池には彼女とのことで後悔があったと思うので。
ここ、健くんも入るけど主に長野くん(=由利、彼女の兄)なのもあえてかなあ。
歌割りに関してさらにいえば、TTTが頭をよぎり出してからまたよく聴き直して、サビの「他の誰でもない」を井ノ原くんが歌っているのに改めて気づいた時はちょっとゾクッとした。
自分が誰かわからなくなる長谷川を演じた井ノ原くんが、ソロではないけど「他の誰でもない」と強く言い切るって…
ていうか曲名Answerなんだよ~~~???
戸惑いの惑星のラストって、三池・由利・長谷川がそれぞれの答えを出したシーンだったじゃん~!!!
戸惑いの惑星から離れます。
22周年、まあもう23年に入るけど、この歌詞全部がV6とメンバー個人の現在の答えとしても一応読めなくないよなーと。
迷いを超えて自らが選んだ「現在(いま)」がある。
ソロでもやっていける力をつけながら、それでもなおグループとして存在することを自ら選んでいるV6、みたいな。
自分で言っておきながらなんかどっか違う気がする。
まあいいや。
とりあえず坂本くんが素晴らしいです、歌声。
声が綺麗なんだよまたな〜。
低音より高音が好きだからAnswerのメンバーの歌声全体的に好きだけど、やっぱり坂本くんの美声!て感じ。
坂本くんのソロ自体は他のメンバーより少ないけど、ここぞって時の坂本ボイスがたまらなくよいです。
そしてサビの坂本くん+V5リレー。
「辿り着いた現在が証」「積み重ねた現在が証」を長野くんと一緒に歌ってるっていうのが、非常に胸熱すぎてたまらない…
もちろんもしこの曲をV6に即して歌詞を解釈するとすれば普通に6人でともに「辿り着いた」「積み重ねた」になるけど、それでもとにかくここが坂長っていうのが個人的にすごくアツい。
坂本くんと長野くんがともに「辿り着いた現在」「積み重ねた現在」、なんか意味深っていうか、言葉の表面を超えておふたりの歴史を感じてしまう。
まあこの感想はごく単純に、個人的に好きすぎるからというだけのことですけどね、坂本くんと長野くんのペアが。坂長病も末期なので。
歌割りは坂本くんのなかで明確なイメージがあったらしいとはコンサートパンフにも書いてあったけど、なんていうの、どういうイメージ?なんでここがこの人なのかって具体的に聞いてみたかった。
声の表情なのか、歌詞とその人のリンクなのか、みたいな。
どっかで話してたら見落としなので教えてください。
これ変に深読みしすぎてたらめっちゃ恥ずかしいな。笑
- 小説のなかの世界の形を借りながらなどではあるけれども。[↩]