大変ありがたいことに、V6のラストツアーに席をご用意いただくことが出来た。
正直言って、当たらんだろうと覚悟していた。
V6にかける情熱は激しい方ではあると自覚しているが、いかんせんファン歴はまだ浅く、しかもこの情勢からして席数は通常より絞られているはずで、全体的にあまり運がいいとは言えない人生を送って来たわたしが高倍率のチケットを手に出来る可能性なんてあるとは思えなかった。
当落発表の8月12日の15時、FCページを開いて真っ先に確認したのはもちろんオーラス。
落選だった。
わかってたけどやっぱりショックだった。
浸ってはいられず他公演のページへ。
わたしは感染対策徹底・状況によっては自主隔離実施を前提に、全会場を申し込んでいた。
でも出来れば日帰り強行も可能な関東圏を希望していたので、遅い日程から結果を確認していった。
落選、落選、落選…
やっぱり無理だったんだ、そりゃ当たらないよね。
もしかしたら登録住所に近い会場優先で当たるようになってるんじゃないかと勝手な想像してたから、関東全滅の時点で終わったと思って、悔しくて悲しくて涙が出そうになった。
諦めの境地でどこの会場かもろくに確認もせず、もう順番も適当にページを開いていった。
落選の文字を見ても無感情になりかけた矢先だった。
第一希望当選。
スマホをぶん投げそうになった。同時に頭はフリーズした。
紛れもなく「第一希望当選」とあって、明らかに他のページより長々書いてあるのに、状況が呑み込めないというか、マジで「?!!?!?」って感じだった。
会えるんだ!!!っていう実感と喜びは少し遅れてバーンと突き上げてきた。
なんていうか何もかも意味わかんなくて(わかるだろ)上から順に改めて当落確認をしていったら、やっぱり1会場当選してて、他は全部落選だった。
喜びでふわふわしていたら、なんだか当選が嘘(夢)になってしまいそうな気がした。
クレカ決済をして入金を確認しましたのメールが来て、不確実な未来が揺るぎなく確実になった気持ちがした。
当てるだけで一生のチケ運を使い果たしたかもしれない。
当たっただけで席はよくないかもしれない。
でもそれでもいいのである。
とにかく、最後にもう一度V6に会えるのだから。
今、わたしは「後悔のない遠征」をスローガンに、ウィズコロナのコンサートにおける先人の知恵をかき集めて準備を進めている。
世の中はまだまだ予断を許さないが、必ず会えると信じて。