トニセンディナーショー2019 グランドプリンスホテル新高輪 飛天レポ⑥ トライアングル~終演編


散々昔話に花を咲かせておきながら、一気に時間を飛び越えて『トライアングル』を披露し出すトニセン。

実を言うとカノトイ新曲でなぜかトライアングルだけほとんど記憶が溶けてなくなっちゃってたんだけど、イントロが流れ出した途端にあの夏のグローブ座の記憶が鮮明によみがえってきた。
ふわんふわんと優しい静かなメロディと不思議に涙を誘う歌詞、そしてどこまでも甘いトニセンの歌声。
体感だと号泣。
実際には涙一滴も出てなかったけど。なんで。

うわ~~~んトニセン好きだよ~~~😭

と思ってたら次『オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ』でウォァアアァアアァオレキミダァァァ~~~↗↗↗ってなった。
情緒。
心の中でだけまた椅子に立ち上がってガッツポーズした。

わっちゃわちゃはしゃいだ感じのトニセン。
なんなん。かわいいが過ぎてた。気がする。
ステージ上で巻き起こるあれこれはどれもあんまりにもかわいすぎて記憶として留める作業が追いつかず、「かわいい」「好き」「かわいい好き」とかやってる間に全部が脳外へボロボロと飛び出していった。
ともかく宇宙の塵(わたし)が理解するには壮大すぎる尊かわいいお戯れが繰り広げられていたことは間違いない。

そんでジャジャジャーン!とか始まるじゃん。
Honeyじゃん。やばいじゃん。好きじゃん。叫ぶじゃん。
ここで個人的この日一番の叫びを記録した。(と言っても相変わらず蚊の鳴くような声)
いくらなんでもHoneyまではやらないと思ったもん。
嬉しすぎて心の中では円卓飛び乗って踊り狂ったよね。

\フッフー!/やって、大盛り上がりのHoney。
幸せなときめきをばらまいて、トニセンは去った。
鳴り止まない拍手。
心の中ではもちろんスタオベである。

やってくれたな、トニセン…

喜びに打ち震えていたら、開演直後にわたしたちの心を捕らえたあの蠱惑的なメロディが飛天を駆け抜けた。

こ、これは…!

♪~un・deux・trois

ぐぁ゙っ゙っ゙っ゙ごい゙い゙

また黒のお衣装なんだけど、今度のはギラギラ。
お衣装だけじゃなく、なんていうの、オーラごとギラギラ。
ここまでだって別に手を抜いてたわけじゃないんだけど、ここに来て3人がついに本気出した感がものすごくあった。

たった一時間ちょっと前くらいにも見聞きした曲なのに、トニセンの放つラスボス波動と色気の暴力に圧倒された。
痛いほどの激しい鼓動を維持するので精いっぱいで、呼吸や瞬きなどの一部の生命維持活動と思考は一時的に放棄せざるを得なくなった。
吐息交じりにAhとか言い出した時には心臓も止まった。

あんなとんでもない曲を終えたばかりだというのに、井ノ原くんが今のが新曲のグレイテスト・ラヴァーですとなんでもなさそうにケロリと言った。
なにがなんだかもうわけがわからないまま、とりあえず「ヒェ」とだけ呟いた。

みんなで一緒に歌いましょうと呼びかけて始まったラストナンバーは『カノトイハナサガモノラ』。
急に正気に戻って「やった!」と思わずにっこりしながら、参加者一同観劇したこと前提になってるじゃん、もしかしたら知らない人もいるんじゃないのとちょっぴり笑いが込み上げた。

みんなで作る大団円。
トニセンはずっとニコニコだし、客席側も参加出来て楽しかったし、シンプルにすごく幸せだなって思った。

(´ε`)ありがとうございました
(^▽^・)ありがとうございました
(●●)ありがとうございました

いやこっちが飛天に響き渡るクソデカボイスで「ありがとうございました!!!!!!」だわよ…!
お辞儀なんてしてくれなくていい、こっちこそ地面に埋めるくらい深々と頭を下げたい、言葉にならない熱い思いをどうにかして伝えたいと思った。

「俺たちが~!20th Century!」なんて聞くことないんじゃないかとずっと思い込んでたから、本当に夢みたいだった。
ああ…あなたがたが20th Century…って感じだった。
えってかこれ言ってたよね?
ちょっと控えめな感じで…幻聴…じゃないよね…?

今度こそ本当に去ってしまった。
大きな拍手の中、3人が何かやり取りする音声が流れた。
ちゃんと聞き取ってたはずなんだけど、「この人たちを好きになってよかった…」ばかり考えていて、最後の最後の「よいお年を(●●(^▽^・(´ε`)」だけがなんとか脳内に踏みとどまってくれた。

会場が明るくなっても、バンドのみなさまが撤収しても、照明担当の方々?が撤収しても、途中でごく数人が席を立っただけでなおわたしたちは拍手をし続けた。
電車時間かかるし本数も多くないから出来れば早く帰らなきゃいけなかったんだけど、たとえWアンコールに出て来てくれなくてもまだこの余韻に浸っていたくて手を叩き続けた。

会場のスタッフさんに「終演していま~す」と促されてわたしたちはやっと諦めた。
さすがこれ以上粘っても意味がないので席を立った。
会場入り後に荷物を預けてから発見して、一度は諦めた『彼らを見ればわかること』のフライヤーもいくらか残っていたので無事1部いただくことが出来た。
念のためにクリアファイル持って行っててよかった。

季節は真冬だというのに外は全然寒くなかった。
もしこの時期なりの気温だったとしても多分気にならなかったんじゃないかというくらい心も体もあったかくてただただ幸せいっぱいだった。
普段ろくにツイートしてないTwitterをウキウキハイテンションで荒らしながら帰宅し、お土産を開封してうっとりしつつ、翌1時半くらいまでニヤニヤしながらレポを読み漁り、時折きもいツイートを投下した(迷惑)(すみませんでした)。
そんな感じでわたしのディナーショーの幕は下りていった。

続く。